【プロジェクト・アリストテレス】を日本企業に根付かせたいコンサルタントのブログ

グーグル社の分析員が提唱している【プロジェクト・アリストテレス】を日本企業にも根付かせたいという信念を持ち、「組織風土改善」「評価制度設計」「業務改善指導」「物流スキーム改善」を行っております。このたび、50音順にメルマガを配信する『50音メルマガ』を始めることにしましたので、ご関心ある方はこちらからご登録してみてください。→https://goo.gl/dfmBp1

【 そ:忖度することって悪いことなの?】

 

「忖度」って言葉は去年から急に出てきた

言葉だと思いますが、一気に広まって

2017年の流行語大賞になったり

直近では森友問題で再度クローズアップ

してきましたよね。

 

 

 

 

 

でも、忖度することって悪いこと

なんですかね。

 

 

 

 

 

意味としては

「他人の気持ちを推し量ること。」ですから、

表現を変えると

「相手に配慮する。」

「周りに気を使う。」

「その場の空気を読む。」

ということなので

そんなに悪いことではないと

思うんですよね。

 

 

 

 

 

逆に忖度を全くしない人に対しては

「面倒臭い人」

「空気読めない人」

「一から十まで話さないとわからない人。」

なんて表現すると思うんですよね。

 

 

 

 

 

私はコンサルタントですから、専門的な知識

をベースに顧客企業の改善を推進して

結果を出すことが求められていますが

相手にするのはやっぱり人ですので

忖度するよう日々心がけてます。

 

 

 

 

 

それは、顧客からの期待値に

関わってくることでして、

 

「顧客からの期待値と成果が同一」だと

『顧客が満足』はしてくれるのですが

所詮、それまでです。

言われたことはちゃんとやるんだな。

という印象しか残りません。

 

 

 

 

 

「顧客からの期待値よりも成果が上回る」で

初めて『顧客が感動する』と昔から教わって

いたので、期待値がどれくらいかを把握する

ように努めています。

 

 

 

 

 

そのためにも、期待値のコントロール

とても重要でして、大風呂敷を広げて

なんでもできます。

成果が絶対に出ます。

組織が見違えるように変わります。

と伝えると、結局、成果があがっても

感動に繋がらないんですね。

 

 

 

 

 

また、顧客との間でアウトプットの品質と

量をしっかりと確認することは当然ですが

納期意識も高くないと期待を裏切ることに

なるので

「今の私の状況だったら○日の○時に

提出できそうだ。」の『1日後』に

設定することにしてます。

 

 

 

 

 

個人的に決めた納期に提出すれば

顧客からは1日前での提出になるので

それだけで喜ばれますし

その際にもし期待値を見誤ってしまっても

1日猶予があるので、正式な納期までに

修正が効きます。

 

 

 

 

 

あとは、「本心を探ること。」

これ、結構、重要でして初めてのコンサルの

時などは、まだ十分に信頼関係が

築けてないので、その発言が本心なのか

どうかを見極める必要があるんですよね。

大人は本音と建前を使い分けますから(笑)

 

 

 

 

 

本心を探るためにも

ただ闇雲に質問するのではなく

「この方だったら、この質問に対して

こう回答するだろうな。」

ということを絶えずシミュレーションしながら

質問するようにしてます。

 

 

 

 

 

要はわからないから質問するのではなく

頭の中の仮説を検証するために

質問しているんですよね。

 

 

 

 

 

そのシミュレーションと異なる場合に

本心が隠れていることが多いので

そこを深掘りしていくと

「よくわかってくれている。」

になることが多いです。

 

 

 

 

 

結局

忖度できる人が会社でも重宝がられると

思うので、これからもどんどんしていけば

いいのではないかと思います。

 

 

 

 

 

ただし

組織に属しているのに勝手に行動したり

自分だけで判断したり

報告を怠ったり

そういうことは問題だとは思いますが。