【プロジェクト・アリストテレス】を日本企業に根付かせたいコンサルタントのブログ

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上司・経営者に対して不信感、不安感は何故産まれるのか。(その2)

先ほどの投稿の続きです。

結果責任を上司を負うべき(少なくとも姿勢として示すべき)と記載しましたが、もっと簡単な言葉でいうと、「約束を守ること」。これに尽きると思います。

上司は部下には約束を守ることに対しては、非常に熱心に指導されているのに、
自分といったら約束を守ろうとしない。特に納期に関しては簡単に遅らせる上司が
世の中に非常に多いように思います。

「俺には他にもたくさん仕事があるから」
「急に社長に呼ばれたから」
「突発対応が必要になったから」

そんな理由で約束を簡単に破る上司…

(しかもそのこと自体を忘れてしまう上司がなんと多い事か)

心理学的にいうと、約束を破ることは人間の承認欲求(私はあなたに必要とされているという感覚)が削がれ、そのことで部下の自尊心が傷つけられ、それが上司に対する不信感に転化されていく、そんな構図なんだろうと思います。

①:約束を破らない
②:守れない約束はしない
③:もし約束が守れなさそうであれば、事前に報告をする

この3点を実践するだけでも、部下との関係は良好になります。

部下は役職としては上下関係にあることは認めていても、人間としては対等でいたいと思っているのです。人間の尊厳を自己保身で傷つけることは人間としてもやってはいけないことなのです。

「約束を守ること…」

これが部下の成果となり、ひいては上司の成果にもつながることを考えればたわいもないことです。

習慣化していきましょう。