【プロジェクト・アリストテレス】を日本企業に根付かせたいコンサルタントのブログ

グーグル社の分析員が提唱している【プロジェクト・アリストテレス】を日本企業にも根付かせたいという信念を持ち、「組織風土改善」「評価制度設計」「業務改善指導」「物流スキーム改善」を行っております。このたび、50音順にメルマガを配信する『50音メルマガ』を始めることにしましたので、ご関心ある方はこちらからご登録してみてください。→https://goo.gl/dfmBp1

上司・経営者に対して不信感、不安感は何故産まれるのか。

前回の投稿で退職理由の本音として、「上司・経営者に対して不信感、
不安感」が第1位に挙げられたと書きましたが、それが何故産まれるのか、
それを産まないようにするにはどうすればいいのかを私なりに考えてみました。

そもそも会社組織において経営者や上司の指示はかなりの強制力を持っており、
それに従わないと、評価が下がってしまい給料が減ったり、やりたいことが
できなくなってしまいます。
(全ての会社がそうであるとは言い切れませんが、多少の温度差がある程度で、上司が部下に対して強制力があることは自明ですよね。)

で、部下はその指示に従って行動するわけですが、その責任の所在はどこにあるのでしょうか。

行動責任に関しては部下が行動するため、部下にあると言えます。
ただ、結果責任に関しては指示をくだした上司にあると言えます。

この結果責任を負おうとしない上司の存在が、部下から見たら不信感に繋がるのです。

よって、結果責任を上司を負うのであれば、放置主義であろうか、きめ細やかな管理主義であろうが、どっちでも良く、その想いがあるかないかを部下は冷静に判断をくだしているわけです。

要は上司が挨拶してこようが、ニコニコしてようが、優しかろうが、たまに奢ってくれたりしようが、モチベーションを上げるような話をしてこようが、それは端々の話で、本質的にはこの結果責任を負うことができるかが重要な気がします。

よって、上司は

「責任は俺が全部負うから、やってみろ。」

という姿勢で部下と相対しているかが大事なのです。